このミス・サイゴンを  ~ミュージカル~ | 本・映画・音楽・アートなど紹介            -空色日記

このミス・サイゴンを  ~ミュージカル~

 私は、ミュージカルを観るのが、子供の頃から大好きです。

良い席で見たい私は、劇団四季の会員にまでなっているほどです。


そして今回は、ミス・サイゴンのおすすめのCDを紹介したいと思います。


まず、ミス・サイゴンというミュージカルですが、一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。

世界中のあらゆる場所で、上演されてきたミュージカルの一つです。


日本でも2度上演されました。

そして、去年開催された時には、主役のキムを四人の女優さんが交代で演じていました。

私は松たか子さんの演技で観ました。


 あまり期待しないで行ったこともあったのか、思っていた以上に歌が良かったです。

松たか子さんが出しているCDとは、また違った魅力のある声が出ていて、色々な歌い方のできる人なんだと関心してしまいました。(演技ももちろん素晴らしかったです。)


 そして、どうしてもCDが欲しくなってしまいました。

ですが、以前開催されたときに出た本田美奈子さんバージョンのCDしか販売していませんでした。

正直、私にとって本田美奈子さんの声質は、うすっぺらい感じがしてしまい、あまり好きになれないのです。


 でも、どうしても欲しくなりました。

そんな気持ちでプログラムを読んでいると、

その中で、松たか子さんをはじめとする出演者の人たちが、 Miss Saigon Original 1989 London Cast としてキムを演じていたLea Salonga について絶賛し、彼女の出演していたCDをよく聴いていたと話しているのを見つけました。そのCDを聴いて、自分もミス・サイゴンをやりたい、と思ったという人もいたんです。


みんなが絶賛するLea Salonga がってどんな声を出すんだろう??


そんな疑問が湧いてきた私は、Lea Salonga について色々調べてみることにしました。

すると、ディズニーアラジ でジャスミンの歌を歌っていたり、 これまたディズニー ムーラン 歌っているのが、Lea Salonga だと知りました。


あのA Whole New World をです!


きっとミス・サイゴンの歌もあんなに素敵な声で歌っているのだろうな~、と想像しました。

そして、Miss Saigon Original 1989 London Cast のCDを手に入れ、


やっぱり思った通り、良かったです!


誰にもまねのできない素敵な歌声をぜひ、聴いてみてください。



ミス・サイゴン ストーリー

 1975年 ベトナム戦争まっただ中の陥落寸前のサイゴン。ポン弾き(通称エンジニア)が経営するキャバレーで過酷な戦闘の日々を送るGI達が一夜の快楽を求めてお遊びの「ミス・サイゴンコンテスト」を選ぶ乱痴気騒ぎを繰り広げている。そこで米兵クリスと、その日田舎から出てきたキムは出会う。互いに惹かれ合う二人。キムは親の決めた従兄弟(トゥーイ)との婚約を無視してクリスと一緒に暮らし始める。
 そんな中サイゴンは陥落し、米兵はベトナム人を置いて自分たちだけ、ヘリコプターで逃げるのだった。クリスはキムを連れていこうとするが、陥落による大混乱でキムを見つけることができず強引にヘリコプターに乗せられてしまう。 その後、ベトナムにキムを迎えに行こうとするが色々な壁に阻まれ叶わず、戦争の後遺症で失語症に陥る。やがて立ち直りアメリカで生きていく決心をし、エレンというアメリカ女性と結婚する。
 
 3年後、それでもクリスは毎晩サイゴンの悪夢にうなされ続けている。その頃、キムはクリスとの間にできた子供タムを育てながら、クリスが迎えにくることを信じて待っている。そこにエンジニアが戦争の勝利によってベトナムの指導者となったトゥーイを連れてやってくる。トゥーイはキムに結婚を迫るがキムは「結婚している」とそれを拒みトゥーイにタムを会わせる。タムを見て逆上したトゥーイがタムを殺そうとしたため、キムはクリスの残した拳銃でトゥーイを撃ち殺す。混乱の中、キムはエンジニアを頼り3人でアメリカに渡るため、難民船でバンコクに渡る。
 バンコクでキムはバーのホステスとして働いていた。その頃クリスは息子の存在を知り、エレンと一緒にバンコクに渡る。クリスが来ていることを知ったキムは、ホテルにクリスを訪ねるがクリスはキムを探しに街に出ていて入れ違ってしまう。ホテルでエレンと会ったキムはタムを引き取るよう詰め寄るがエレンに拒絶される。タムをアメリカ人にすることだけを心の支えにしていたキムは、タムをアメリカ人にするために自らの命を絶つ。
 
オリジナルロンドンキャスト
 レア・サロンガ/ジョナサン・プライス/サイモン・ボウマン/クレア・ムーア




 どれも良いのですが、私が好きなのはThe Last Night Of The World 世界が終わる夜のように ・ .I Still Believe 今も信じてるわ  ・  I'd Give My Life For You 命をあげよう  ・ The Revelation   ・ Please プリーズという曲です。


 その中でも特に良いのが、キムがクリスとの間にできた子供タムを育てながら、クリスが迎えにくることを信じて待ち続け、クリスを想い歌う曲 I Still Believe  今も信じてるわ、そして、わが子の将来を想いながら、歌い上げる曲 I'd Give My Life For You 命をあげよう です。 


ちなみに、ほんの少しだけ視聴ができます。試しに聴いてみてください。


  視聴してみるならこちら→Miss Saigon

  買ってみたい、買った人の感想を読みたいならこちら(値段がこちらのほうが安いのと、感想がちゃんと書かれています!)→ ミス・サイゴン   


                         

 


 

↑ 上のHighlights バージョンです。







      

    


Lea Salongaプロフィール
 出身地はフィリピン。7歳からフィリピンで舞台を中心に活躍。
 1989年「ミス・サイゴン」のオーディションに受かり、オリジナルのキムを演じる。その後ブロードウェイの初演時にもキムを演じ、1991年Tony賞の主演女優賞を受賞。
 また、アジア人で始めて「レ・ミゼラブル」ブロードウェイ・ロンドンの舞台でエポニーヌを演じた。 その後も、1999年1月~6月、2000年12月~2001年1月までブロードウェイの「ミス・サイゴン」にキム役で再び出演した。



 ロンドンで始まったミスサイゴンの初演では、ヒロインのキム役を決める際、大々的なオーディションを行なったそうです。

 「英語で歌うことができるアジア人の女優」を求めて、ロンドン・NY・ロス・ホノルルと周り、フィリピンにたどり着いたとき、レア・サロンガに決まったそうです。